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※本記事は、行政書士試験に合格した一個人としての考えや想いを綴ったものです。実務家や講師としての発信ではなく、自身の学びを通じて感じたことをベースに記事にしています。
行政書士試験の勉強をしていると、
「まだ理解が浅いから模試は早いかも…」
と思ってしまうことがあります。
私自身、最初はそうでした。
知識が完成してから受けた方が良い。
もっとインプットしてから挑戦した方が良い。
そう考えていたんです。
でも実際に勉強を進めていくと、模試の本当の価値は「知識確認」だけではないと気付きました。
むしろ大事なのは、
“本番形式に慣れること”
でした。
行政書士試験は、独特の疲労感がある
行政書士試験は、とにかく長いです。
午後1時から4時までの3時間、終盤にはかなり集中力が削られます。
しかも、オーソドックスな択一式問題に加えて、
- 記述式問題
- 多肢選択式問題
- 長文判例の択一式問題
- 基礎知識の足切りプレッシャー
など、単純な暗記だけでは押し切れない要素が多いのです。
家で1問ずつ解いている時には分からなかった疲労感が、本番形式だと一気に出てきます。
私は初めて模試を受けた時、
「やべ、後半、全然頭が回らない…」
「えっ、もう14時・・・??」
という状況に陥り、だいぶ焦った記憶があります。
何より、試験のド頭に登場しやすい「基礎法学」関連の問題で、
「はっ?なにこの問題・・・見たこともない・・・」
試験開始から頭真っ白、周囲の鉛筆の音やページをめくる音に焦る焦る。
あっという間に5分経過、冷や汗たらり・・・
そう、知識不足というより、“試験慣れ”していなかったんです。
模試でしか分からない「時間の溶け方」
行政書士試験は、時間配分もかなり重要です。
特に本番では、
- 一つの問題で止まる
- 気付いたら10分経過
- 焦り始める
- 誤読やマークミス等のミスにつながる
という流れが普通に起きます。
模試を受けると、
「思った以上に時間が足りない」
ことをリアルに体感できます。
これは快適な家で実施するテキスト学習だけでは得られません。
もちろんオンライン模試もありますが、本試験の臨場感、緊張感に慣れたくば、会場での受験をされることを強くおすすめします。
そう、本番前に一度でも経験しておくだけで、かなり違うんです。
点数が悪くても、模試は意味がある
模試を受けると、点数が悪くて落ち込むことがあります。
私も、
「思ったより点数が伸びてない…」
「もう間に合わなのではないか」
と思ったことがありました。
でも後から振り返ると、模試で重要なのは“順位”や“点数”だけではありません。
- どこで集中力が切れたか
- どの問題に時間を使い過ぎたか
- 何が曖昧だったか
- 焦るとどう崩れるか
- 上記を踏まえ、各パートをどういう順番で解くのが良いのか
これを試行錯誤できるのが大きい。
模試は、
「今の自分を知り、本試験の戦略をたてるためのイベント」
でもあると思っています。
本番で力を出すには、“経験値”も必要
行政書士試験は、知識勝負だけではありません。
本番特有の空気や緊張感の中で、普段通りの力を出すのは意外と難しい。
だからこそ、先述したとおり、
- できれば会場模試
- 自宅模試ならシビアに時間を計って実施
することが重要であり“試験そのもの”を解像度高く味わい、慣れておくことが本試験に活きてくると感じました。
模試で難しい設問にたくさん触れ、たくさん失敗しておくと、本番で嘘みたいに冷静になれます。
私は模試を7回受けまして、本番試験では全く緊張することなく、スラスラ快適に解けました。
私が受けた模試
私はこれまで2種類の予備校の模試を受けてきました。
注)下記、LECに関しては私が受講した2025年度のものになります。2026年度の講座につきましては、HPにて企業様の最新情報をご確認ください。
- LEC 行政書士 模試 ※2025年度のもの
(厳選!直前ヤマ当て模試を除く下記3種を受講) - TAC 全国実力チェック模試
両社ともに非常に中身が濃い内容で、大変参考になりましたが、個人的に感じた両社の模試の特徴を下記に記しておきます。あくまで個人的な感想のため、ご参考程度にご覧ください。

模試を受けるための基礎準備
早い段階から模試を受けて受験マインドを醸成し、本試験さながらの環境に慣らしていくことの重要性はこれまで説明してきましたが、早い段階といっても、ある程度は基礎固めが終わった段階での受験をおすすめします。
そのほうが、適切な時間配分や、解くパートの順番などを考慮する上で、より本試験に近いコンディションで検討できるからです。
下記に試験対策に関する記事も記載していますので、併せて参考にしてください。
【広告】本試験の具体的な対策がしたい方は・・・
私は模試を活用しながらほぼ独学での受験に踏み切った一人ですが、今冷静に考えると、模試以外にも、通信講座という選択肢を用いての学習もアリだと感じています。なぜなら、通信講座の利用によって、より早く理解を深め、忙しい日々の中で学習時間の短縮を狙うことができるからです。
特に、
- 初学者
- 時間がない社会人
- 子育て中
- 独学で迷いやすい人
は、最初から講座で全体像を掴んだ方が、結果的に時短になる可能性はかなりあるし、何よりプレッシャーと戦ったり、学習しても不明な点で必要以上にヤキモキする時間も省けると思います。
通信講座の良いところは、「プロの講師の手によって、既にわかりやすく体系化された説明」をインプット材料にできることかと思います。
自分で整理することは記憶の定着に役立ちますが、法律初学者が複雑な説明を体系的に整理していくのは、分野によってはハードルが高い部分もあるかと思います。こうした観点からも得点への確実性の獲得や学習時間の省エネを図れると思います。
これから受験をされる方におかれましては、ぜひ通信講座を選ぶという選択肢もあるかと思います。私が一般知識の講座を受講したアガルートアカデミー様の行政書士試験講座を参考までに載せますので、ぜひご参考にしてみてください。
初学者向けの基礎講座から、記述・模試対策など幅広い講座が網羅的に用意されているようです。
まとめ
行政書士試験の模試は、
「知識が完成してから受けるもの」
というより、
“場数を踏むために受けるもの”
だと思っています。
もちろん復習は大切ですが、それ以上に、
- 長時間の集中
- 時間配分
- 焦りとの付き合い方
- 本番形式への慣れ
こういった経験値を積めるのが、模試の大きな価値でした。
もし、
「まだ早いかな…」
と迷っているなら、一度受けてみることをおすすめいたします。
また1点だけ個人的に物凄く大事だと思っていることに触れます。
「模試で間違えた問題の復習に入り込み過ぎないこと」
特に、これまで基本テキストや肢別問題集で見たこともない初見の論点を扱った問題が模試にて出題され、自身が間違えたとした場合に、
「隅々までしっかり学習しなければ落ちるんじゃないか・・・」
と不安になって、他のテキストを買い漁ったり、土壇場で枝葉の学習を始めたりしないほうが良いと私は思っています。
あくまで基本テキストや肢別問題集で取り扱われている論点に忠実に学習し、手を伸ばすとしてもその設問に関連する周辺知識くらいに抑えるのが良い結果を残すためのコツだと思っていますので参考にしてください。


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